【シリーズ古建築物④絶対城】

東京でも木枯らし1号が吹き、急に寒くなってきました。
10月最後の金曜日、シリーズ古建築物の第4回をお送りします☆
今回ご紹介するのは「絶対城(ぜったいじょう)」です。
皆さんは絶対城という名前から、どんな建物で、何をする場所を想像しますか??
まず外観はこんな感じ。2階建ての建物です。
これが絶対城.JPG
入口の扉を開けると・・・・
絶対城入口アップ.JPG
左側に「図書館」、正面には「読書堂」、右側にはうっすら「読書室」の文字が。
そうです、絶対城は哲学堂の図書館!1915年に建てられました(*^^*)
入口の左右にも「読書室」「絶対城」の札がかかっています。
入口札「読書室」.JPG 入口札「絶対城」.JPG 
中にあがると昔ながらの下駄箱が。奥に進むと吹き抜けの空間になっています☆
下駄箱縦.JPG 絶対城1階内部③.JPG
部屋の左側にあるのは、昔使われていた書架です。中央のスペースでは様々な展示を行っています。
書架に収められていた図書は、円了氏が明治19年から30年間にわたって収集した物です。
気になるラインナップは、明治以前の国書・漢籍・仏書などなど。全部で21,193冊あったそうですよ!
これらの図書は、1975年に東洋大学へ無償譲与されました。
昔の書架②.JPG
そして1階の一番奥の壁には、「絶対城」の文字と碑があります。この碑はいったい?
絶対城1階奥の壁・縦ver.JPG 聖哲碑アップ.JPG
ちょっと見えにくいのですが、4人の人間が彫られています。
この碑は「聖哲碑」と呼ばれ、彫られているのは四聖堂に祀られている四聖の肖像です☆
4人と聞いて、ピンと来た方もいるのではないでしょうか?(^^)
さぁ続いて2階へ上がると、真ん中の吹き抜けを囲むように畳敷きのスペースと書見台があります。
2階は閲覧スペースだったんですね~。
絶対城2階窓open.JPG
畳に座った人は窓から差し込む光、
書見台の前に立った人は天井の明かり取りからの光で本を読んだのでしょうか(*^^*)
2階の畳.JPG 書見台②.JPG
2階には畳と書見台の他に、小さな部屋が1つあります。
こちらの部屋、「婦人閲覧室」と札がかけられており、女性が閲覧する際の専用部屋だったようです。
婦人閲覧室を引きで撮影.JPG 婦人閲覧室の札と中をチラリ.JPG
そして現在は2階までしかない絶対城ですが、昔は屋上に展望台があったんです!
書を読んで疲れた時の休憩所として作られ、2階の窓から屋上に梯子がかかっていました。
遠く富士山を望むことも出来たそうですよ~☆
観望台へと続く窓.JPG 観望台へと続く窓を外から.JPG
第4回の古建築物紹介は、当初の予定以上に写真たっぷりの内容になりました。
盛りだくさんでしたが、楽しんで頂けたでしょうか??
秋の古建築物公開も残りわずかとなってきました。
紅葉はまだですが、小さい秋がいっぱいあるので、お散歩がてらぜひご来園下さい(^^)
次回はついに最終回、井上円了博士のコレクション箱「無尽蔵」をご紹介します♪
それでは、11月4日金曜日にまたお会いしましょう/~