3月25日(水)に都内における新型コロナウイルスの感染者が新たに41名確認されるなど感染者は急増し、現時点で感染経路が不明な方も含まれている状況です。今後の感染者の爆発的増加を防ぐため、中野区からお願いを申し上げます。
政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による、「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日)では、
集団感染が確認された場に共通するのは、例えば、屋形船、スポーツジム、ライブハウス、展示商談会、懇親会等での発生が疑われるクラスターの発生が報告され、⓵換気の悪い密閉空間であった ⓶多くの人が密集していた ⓷近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われたという3つの条件が同時に重なった場ということが判明し、国民の行動に際し、「3つの条件が同時に重なった場所」を避けるよう要請しています。
また、イベント等の開催については、主催者がどうしても開催する必要があると判断する際には、以下⓵~⓷などを十分注意して行う、もしくは、そうしたリスクへの対応が整わない場合は、中止または延期をしていただく必要があると考えているとしたうえで、仮にこうした対策を行えていた場合でも、その時点での流行状況に合わせて、急な中止または延期をしていただく備えも必要、としています。
⓵人が集まる場の前後も含めた適切な感染予防対策の実施
⓶密閉空間・密集場所・密接場面などクラスター(集団)感染発生リスクが高い状況の回避
⓷感染が発生した場合の参加者への確実な連絡と行政機関による調査への協力などへの対応
3月25日の都知事記者会見では、今の状況は感染爆発が発生するか否かの重大な局面と認識しており、感染拡大を防ぐための都民の具体的な行動として、
・「換気の悪い密閉空間」、「多くの人の密集」、「近距離での会話」の3つの条件が重なる場を避ける。
・今週末を含め、不要不急の外出や屋内外問わずイベント等への参加、少人数であっても飲食を伴う集まりなどは、出来るだけ控える。
などを要請しています。
施設を利用する活動やイベント等を予定している皆さまにおかれましては、施設の利用については、こうした感染拡大の状況を踏まえ、適切なご判断とご対応をお願いいたします。